面接を突破するために

面接を突破するために

ここでは面接攻略法として、「採用担当者が見ている視点」や「質問に上手く答えるための4つのポイント」を詳しく解説します。

採用担当者が注目しているポイント

まずは「表情と態度」です。和やかな雰囲気になったとしても、姿勢や視線を意識し、終始面接にふさわしい態度を保つようにしましょう。きょろきょろ目を泳がせたり、くだけた言葉になったりすると印象を損ねてしまいます。立ち居振る舞いに注意してください。
また、看護師にとって看護スキルと同様に、患者との信頼関係を築くコミュニケーション能力も重要です。採用担当者は患者の小さな変化に気づける観察力や対話力を重視しており、面接で適性があるか見極めています。相槌や頷き、姿勢などで「話を聞く姿勢」を見せるましょう。採用担当者によい印象を与えられます。
面接を突破したいのであれば、見た目や回答の仕方にも気を配らなければなりません。医療現場では「清潔感」が何よりも重視されます。服装や髪型を整え、第一印象でマイナス評価を与えないように準備しておきましょう。また、「受け答えの明確さ」も重要です。自信のない話し方や曖昧な回答は評価を下げる原因となります。話す内容は事前に整理しておきましょう。

質問に上手く回答するために

以下の4点を意識すれば、より説得力のある回答ができるようになります。
1つ目は「答えを丸暗記せずに会話を意識すること」です。事前に回答を準備することは必要ですが、丸暗記した内容をそのまま暗唱するのはやめてください。担当者に「作られた答えだ」と見抜かれてしまい、評価が下がる可能性があります。伝えたい内容を整理し、会話のキャッチボールを意識しましょう。対応力をアピールできます。
2つ目は「ネガティブな回答は避けること」です。ネガティブな発言は基本的によい印象を与えません。「前向きに取り組めない人材」と判断されてしまいます。たとえ準備していなかった質問であっても、ポジティブな内容で回答することを意識するようにしてください。
3つ目は「踏み込んだ質問は避けること」です。最後に逆質問の機会が与えられますが、その場では給与やボーナスの額など具体的な数字は質問しないようにしましょう。どうしても確認したい場合はオブラートに包んで伝える、転職エージェント経由で質問するなど、工夫が必要です。
4つ目は「回答に一貫性を持たせること」です。志望動機やキャリアプランについての回答が質問ごとに矛盾していると相手に不信感を与えてしまいます。面接前に自己分析を行い、自分の看護観や目指す方向性を整理し、一貫性があるか確認しておきましょう。