職場選びのポイントは?

職場選びのポイントは?

転職を後悔しないためにも職場選びは重要です。ここではどのようなポイントで選べばいいのか、ヒントをお伝えします。

残業の量

まず確認すべきは残業の量です。外来看護師は診療時間が決まっているので残業はほとんどありませんが、急患対応や事務作業などで残業が発生するケースもあります。実際の業務量や職場の運営体制を事前に確認しておきましょう。

職場の雰囲気

職場の雰囲気は長く働くうえで非常に重要な要素です。看護師としての働きやすさは教育制度や人間関係、現場の空気感などに大きく左右されます。プリセプター制度やジョブローテーション制度など、「職場が新人をどう支えているのか」も一緒に確認しておきましょう。雰囲気の一端が見えてきます。
また、人間関係は実際に足を運ばないとわからない部分も多いのですが、病院見学に参加すると看護師の表情や挨拶、会話の様子を自分の目で確かめられます。機会があったらぜひ参加してみてください。

給与・休日・福利厚生

日本看護協会の調査によると、新卒看護師の初任給は3年課程で約20万114円、大卒で約20万7,013円だそうです。しかし、病院によって差があるので、まずは各医療機関の基本給を比較することから始めましょう。
また、年間休日は平均で115日程度とされていますが、4週6休~8休など病院によって勤務形態が異なります。どのような形態になっているのか、有給休暇や夏季休暇の有無も一緒に確認しておきましょう。
さらに、福利厚生には法律で定められているもの(健康保険、厚生年金、労災保険、雇用保険)に加え、医療機関独自の制度もあります。たとえば、社員旅行やレクリエーション、資格取得支援、寮や託児所の設置、育児休業制度、娯楽施設の割引などが挙げられます。これらは働きやすさやモチベーションに直結するので見逃せないポイントです。福利厚生は「病院がどこまで職員をサポートしているか」という視点で確認するするといいでしょう。

病院の種類

病院の種類や役割も注視したいポイントです。
国立病院や公的病院は福利厚生が充実しており、特別公務員としての位置づけになるため、福利厚生も整っています。大学病院は高度医療や研究・教育機能を持ち、専門性の高い症例に対応する病院で、一般病院は地域に根ざした医療を提供し、幅広い患者層に対応している病院です。
また、特定機能病院は高度医療や技術開発を担っており、地域医療支援病院は地域医療の中心です。その他の一般病院は地域住民との距離が近く、地域性を反映した医療が展開されています。