転職前に知っておきたい！外来看護師とはどんな仕事なのか

外来診療は入院を伴わない検査や治療を行う医療の基本形態であり、地域医療の中核を担います。症状や緊急度に応じて「一般外来」「専門外来」「救急外来」の3つに分類されますが、それぞれ異なる役割を持っています。一般外来は初期対応、専門外来は高度医療、救急外来は緊急対応を担い、患者の状態に合わせて必要な治療や処置を行います。

外来看護師は夜勤がなく、身体的負担も比較的軽いため、働きやすさを求める看護師に人気があります。一方、病棟看護師は夜勤や介助業務が多く体力的にもハードですが、夜勤手当がつくため、外来看護師よりも高い給与を得られます。ほかにも、休日制度や勤務時間、求められるスキル、といった点も大きく異なります。

外来看護師は医師の診療サポートをはじめ、患者の対応、病棟との連携、受付・事務業務など多岐にわたる業務を担っており、日々多くの患者に対応しています。診療時間が限られているため、的確に判断し、迅速に対応しなければなりません。外来の現場を支える外来看護師は、医療の第一線で活躍する欠かせない存在だと言えるでしょう。

外来看護師には知識や技術に加えて、コミュニケーション能力や幅広い業務を効率よくこなす柔軟性が必須です。また、限られた時間の中で多くの患者に対応するには、的確な判断力と瞬時の対応力も欠かせません。幅広い年齢層の患者と接する機会が多いため、円滑なコミュニケーションが取れる人は外来に向いていると言えるでしょう。