外来には主に3つの種類がある

外来には主に3つの種類がある

この記事では、外来診療の主な種類とそれぞれの特徴について解説します。

日常医療の基盤を支える診療科

外来診療とは入院を伴わない検査や治療のことです。患者が医療機関を訪れてから帰宅するまでの一連の流れを指します。具体的には、受付、問診、診察、検査、処置、会計までが外来診療の範囲です。入院を必要としない軽度から中等度の症状に対応する基本的な医療サービスであり、不調を感じた際に最初に頼る医療の場として、日常的に多くの患者が利用しています。
医療機関の規模や診療科によって対応内容は異なりますが、外来は地域医療の中核を担う重要な役割を果たしています。

外来診療の分類

外来診療は患者の症状や緊急度に応じて、「一般外来」「専門外来」「救急外来」の3つに分類されます。機能と目的が異なるため、患者は症状や状態に応じて適切な診療科を選択することになります。

最初に足を運ぶ診療窓口

一般外来は初診の方や継続的に通院している再診の方を対象とした診療科です。体調不良を感じた際の最初の窓口として機能し、幅広い年齢層や症状の患者が来院します。医療機関によって運用方法に差があり、事前予約制を導入しているところもあれば、来院順で診察を行うところもあります。
一般外来は「地域住民の健康維持に欠かせない基礎的な医療サービスを提供する場」と言えるでしょう。

高度な医療を提供する診療科

専門外来では特定の症状や疾患に対して専門的な検査・治療を行っています。一般外来での治療が難しい場合など、より高度な医療を提供しているのが特徴です。リウマチ外来や糖尿病外来などの特定の疾患に対応している専門外来のほか、禁煙外来や物忘れ外来など、生活習慣や特定の症状改善を目的とした外来もあります。
専門外来には高度な検査機器が備えられているため、詳細な病状を把握することができます。また、セカンドオピニオンとしての役割も果たしており、一般外来から紹介されて受診する方も少なくありません。

緊急時に対応する診療科

救急外来は事故や病状の急変など、緊急性の高い身体的トラブルに対応する診療科です。休日や夜間などの時間外も診療を受けつけており、救急車で搬送された患者や、通常の診療時間外に体調が急変した患者に対して迅速な処置を行います。
厚生労働省によると救急外来は患者が病棟に移るまで、あるいは帰宅するまでに必要な処置を行う場とされており、入院の可否を判断する重要な役割を担っています。24時間365日体制で医師が常駐しており、緊急手術や専門的な検査にも対応しています。重篤な状態の患者が多いため、そこで働くスタッフには迅速な判断と対応力が求められます。