働くメリット・デメリットを理解しよう
専門性を活かしながら柔軟な対応力を磨ける、というメリットがある一方で、デメリットも存在します。詳しく見ていきましょう。
外来看護師として働く魅力
外来看護師は病棟看護師とは異なり、夜勤がありません。日勤のみで生活リズムも安定するので、体力に自信がない方も働きやすいでしょう。また、病棟で行われるような入浴介助やベッド移乗などの業務はほとんどなく、腰痛など身体的な不安を抱える方も安心して働けます。
さらに、外来は休日が固定されているところも多く、年末年始やゴールデンウィークなどの長期休暇も取得しやすい傾向があります。家族や友人との予定も立てやすいでしょう。
アセスメント能力も向上する
外来看護師は日々多くの患者と接しています。そのため、問診や観察を通じて症状や生活背景を把握する力が必要なうえ、限られた時間の中で的確な判断を求められるため、アセスメント能力は自然と磨かれていきます。
患者の中には自身の症状を上手く言葉で表現できない方や、医師に希望を伝えづらいと感じる方も少なくありません。そうした状況では単に観察するだけでなく、患者の気持ちに寄り添いながら言葉にできない不安や希望をくみ取る力が必要です。外来看護師として経験を重ねることで、こうした高度な対人スキルも身につけられるでしょう。
課題やデメリットもある
一方で、外来看護師にはいくつかの課題やデメリットも存在します。まず、勤務が日勤中心で夜勤手当がつかず、残業もほとんどないため、病棟看護師と比較して給与は低めです。ただし、内視鏡検査や透析、化学療法など専門性の高い外来の場合は相応の知識と技術が求められるため、給与が高く設定されているケースもあります。
また、業務内容がある程度定型化されているため、看護師としてスキルアップを図るには限界があります。急変対応の機会も少なく、臨床経験の幅を広げにくい環境なので、スキルアップを望む方には厳しいかもしれません。
対応力が求められる
外来には日々多くの患者が来院します。限られた時間の中ですべての患者を診察しなければならず、スピード感が非常に重要です。病棟のように教育担当の看護師がじっくり指導する体制を整えることは難しく、経験の浅い看護師には負担に感じる場面も少なくありません。
実際、外来看護師の求人の多くは一定の臨床経験を条件としており、即戦力を求めています。業務の流れを理解しながらスピード感のある環境に適応しなければならないため、経験の浅い看護師は精神面・技術面の負荷を感じることもあるでしょう。


